bluesfan.jp

Clifton Chenier
クリフトン・シェニエ

  • BORN: June 25, 1925, Opelousas, Louisiana
    1925年6月25日、ルイジアナ州オペルーサス生まれ
  • DIED: December 12, 1987, Lafayette, Louisiana
    1987年12月12日、ルイジアナ州にて死去
  • vocals accordion harmonica

自他ともに認めるザディコの王様、クリフトン・シェニエ。ザディコとは、ケイジャン(ルイジアナ周辺のフランス系移民)の音楽とR&Bが組み合わされ出来上がった音楽である。フランス語をしゃべる地域で生活する黒人たちの「ラ-ラ・ミュージック」は、ケイジャン音楽同様、アコーディオン、フィドル、トライアングル等で演奏するものだった。この音楽の先駆者は1920年代にレコーディングされたアマディー・アルドワンなどだが、歌詞は黒人訛りのフランス語だった。第2次大戦後、これを飛躍させたのがシェニエである。積極的に同時代のR&Bの要素を注入し、迫力あるザディコを確立。1955年に出した「Eh, Petite Fille」がヒットした。64年、アーフーリーのクリス・ストラックウィッツと知り合い、アーフーリーに多くのアルバムを録音することに。ザディコ最大のヒーローとして、ルイジアナやテキサスのフランス語で生活する黒人聴衆を相手に演奏していたシェニエは、60年代後半からは白人を相手にも演奏するようになった。